私と練習 私はピアノの練習が大きらいでした。コンクールの本選の前日でも練習をしないでいて、お母さんに、 「明日は本番なんだから、せめて10回くらいはひきなさい!」 とおこられてもやりたくありませんでした。コンクールでは賞をもらうことが出来ましたが、多ぜいの人の前でえんそうをすることがとても楽しくて、もっと練習すればよかったと思いました。 その時から毎日の練習のやり方を、5分ひいたら休けいやおやつを食べるやり方にしました。はじめは5分ひくことも大へんだったとお母さんが言っていました。5分ひけるようになったら10分、10分ひけるようになったら15分・・・と少しずつ長く練習することができるようになりました。 たくさん練習してレッスンに行くと先生と楽しくレッスンができて、また練習していこうと思うようになりました。それでもレッスンの中では先生の教えてくれることがすぐにはできなかったり、どうひいたらいいのかわからないことがありますが、そんなときには先生がとなりでいっしょにひいてくれます。わからなかったハーモニーのかんじかたや、ゆびやうでの動かし方がまほうにかかったようにわかってうれしいです。私はこの時間が一番好きです。これからも大へんなことはたくさんあると思いますが練習して自分らしくえんそうしたいです。
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中学生になって 私は、昨年の四月から中学生になりました。ピアノと勉強の両立が難しく、練習時間がとても減り、私は「時間の使い方」を考えさせられました。忙しい日々の中から、どのようにして練習時間を確保できるか。短時間で効率よく練習するには、どうしたら良いか、など、たくさんの問題があり、中学生の大変さを知りました。 この一年の中で刺激になったのは、音楽大学の夏期講習と冬期講習に参加したことです。初めて受けた大学の講習は、緊張、不安がたくさんありました。テストや個人レッスンも本当に大学生になったみたいでした。大学はとても広いのに常にどこからか、音楽が聴こえてきて、大学内を歩くのが楽しかったです。サックスやマリンバ、フルートなど楽器は様々で、まるでそこは、音楽に満ち溢れる一つの世界でした。授業も印象的でした。初めて会う人達と同じ場所で学ぶことは、わくわくしました。国語、数学、英語もあり勉強も欠かせないなあと改めて感じました。あの時まわりにいた人たちは皆、将来音楽大学に行きたい人たちの集まりでした。たとえ、それが友達だとしても、いつかはライバルになるのだと思うと受験の壁の大きさと高さを知りました。大学の先生に個人レッスンして頂くということは、とても素晴らしいことです。しかし、大学ではどんなレッスンをするのか分からなかったので、緊張しました。先生は、大切な所を、ていねいに教えてくださいました。勉強になることがたくさんあって良かったです。 そして、冬期講習は、夏期講習を受けていただけあって、不安は、ほとんどありませんでした。大学では、他学年や声楽部門などの友達が、できました。仲間が増えたみたいで嬉しかったです。定食やラーメン、丼ぶりなどの学食も毎日の楽しみでした。満員電車での通学や、レッスン室を予約してでの自習など、一人で行動し、実り多い大学での講習でした。 この一年を振り返って、自分では出来ていると思っていても、そうでない事だらけという事を痛感しました。私は出来ない部分があっても、そこを分析しようとしないという大きな弱点があります。音に対する意識が足りないと、いつも感じているのに、見過ごしてしまっているのも弱点です。私の弱点は数えきれない程あります。その一つがツェルニーです。言うことをきかない左手、指のくせや、ハングリー精神のなさが浮き彫りになってしまうツェルニーは私の強敵です。でも、それがいつか見方になると信じ、毎日頑張りたいです。 弱点を常に意識するという事が、今後の課題です。 田代先生は、いつも、レッスンで私に元気をくれます。少し疲れていても、先生のレッスンに行くと魔法にかかったみたいに元気になれます。そして、田代先生はレッスンで必ず歌ったり、踊ったりして下さいます。そうやって、イメージをふくらませてくれるのです。だから私は、田代先生のレッスンが大好きです。尚先生は、ていねいに身体や指の使い方を教えて下さいます。弾けない所もどう練習していくか自分で考えるように、とおっしゃいます。あかり先生のソルフェージュは、初め、何が何だか分かりませんでしたが、今では、音楽を学ぶ上で、とても大事な事なんだと思い、学ぶのが楽しくなりました。勉強の方も頑張って、将来に役立てたいです。 田代先生、尚先生、あかり先生、いつも私を支えて下さり、ありがとうございます。これからも宜しくお願い致します。 |