作文展示 田代稚恵美 教室の子ども達に作文を募集したところ、7点集まりました。 5才児から小学5年生までの作文です。 子ども達が、日頃、なにを考え、ピアノとどう向き合っているのか、心模様を見る手がかりになります。 困難を克服しながら、一歩一歩、歩みを進めている子ども達に 心からエールを送ります。 |
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てるとピアノとたしろせんせい さとうてるとし(5さい) いまはれんしゅうがきらいです。 だけどいっぱいれんしゅうしています。 たしろせんせいだからピアノがすきです。 せんせいのおうちでピアノをひくのがだいすきです。 たのしいです。 |
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わたしとピアノ なかしまゆい (6さい) たしろせんせいといっしょにピアノをひくと じょうずになったようなきがします。 おおきくなったらおんがくのせんせいになりたいです。 だからもっとピアノのれんしゅうをがんばります。 |
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がんばったコンクール うめ しんいちろう (小2) ぼくは、ピティナピアノコンペティションに出ました。 朝二時間、夕方二時間れんしゅうしました。テンポがメトロノームに合わなかったり、速いところでは、ゆびがなかなかうごかなくて、リズムれんしゅうをしなければならなくて、大へんでした。でも、レッスンに行くと田代先生が少しでも上手になっているとほめてくれたり、はげましてくれたりしたのでがんばろうと思いました。 五月にわたなべ先生のこうかいレッスンをうけました。強弱のちがいや、速さについて教わりました。ひく前はドキドキしたけど楽しかったです。 六月に第一回目のよせんがありました。いっしょうけんめいひいたけど、おちてしまいました。くやしかったです。すぐに田代先生とどこがわるかったか、考えました。いままで、れんしゅうが足りないところをたくさんれんしゅうしました。 そうしたら七月の第二回目のよせんはつうかすることができました。そして、本せんにむけてれんしゅうしました。 「ソナチネ」はすべらないように、速くひくのが大へんでした。「わかれ」は、わかれのさびしさをひょうげんするのがむずかしかったです。 そして、八月三日の東日本千葉氓フ本せんで第二位をとることができました。名前をよばれた時、びっくりしました。よこで田代先生とお母さんが大さわぎしていました。全国決勝大会のれんしゅうは本せんのれんしゅうの十ばいがんばりました。全国決勝大会は、いつもより上手にひけました。つぎの日の表彰式でベスト賞で名前がよばれた時、うれしかったです。 三月から八月までの半年間ずっとコンクールのためにがんばったら、いい音で上手にひけるようになったし、お友だちがふえて、楽しい思い出がたくさんできました。 |
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一年間のピアノを振り返って 池田 薫帆 (小4) 私は以前、発表会に来てくれたおばあちゃまに、「ここのみんなは、とっても楽しそうにえんそうしているのがよく分かるわね。」と言われた事があります。 私が感じたのは、みんなが心から発表会を楽しみにしているからだと思いました。 最初は、「私に弾けるかな?」と思うくらい、素晴らしい曲を先生が下さり、正直ちょっと不安な気持ちになりました。ですが、先生と一緒に曲にどんどん色をつけていくうちに「私はどこまで表現できるかな?」と楽しみや少し自信に変わってきました。 今回、初めて室内楽に挑戦し、新しい音楽の世界を体験する事が出来たのは、田代先生が様々な活動を通して私達にいくつもの機会を与えて下さっているからだと思います。田代先生、いつも、ありがとうございます。 |
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私とピアノ 有永 茜音 (小5) 私は幼稚園の頃から毎年のようにコンペティション(ピアノコンクール)に参加してきました。初めて参加した幼稚園の頃は、レッスン中も何かのすきにグランドピアノの下にもぐり込んだり、いつも先生とたくさん笑いながら練習していました。コンペ本番は「失敗してもいいから思いっきり弾いてきなさい!!」という先生の励ましのお陰で舞台では楽しく弾く事が出来ました。楽しくて終わっても「もう一度弾きたい!!」といっていたそうです。 コンペの課題曲は年々難しくなっていきましたが、自分の選んだ曲にどんな色をつけていくか、どう表現して弾くか、先生と一緒に考えていく時間は楽しくてドキドキしました。 どの反面、次の練習までに自分なりにどう練習していくか、先生の伝えて下さる事をどこまで出来るようになるか不安や緊張もありました。思うように出来ず涙が出てしまうときも沢山ありました。レッスンに行けば不安がなくなり、先生の一言であきらめかけた事がま法にかかったように思い通りに弾けるようになりました。舞台で自分の思い通りに弾けた時の素晴らしさを先生にはいっぱい伝えてもらいました。 普段の私は譜読みが苦手で何をやるのも時間がかかり、人よりも沢山練習をしないと上手に弾く事ができません。不器用な私に根気よく伝えて下さりたくさん応援して下さった先生のお陰で舞台に立った時の時間を自分の時間として楽しむ事を知る事ができました。これからも楽しい事ばかりではないと思いますが初めたばかりの頃の気持ちや先生と積み重ねてきた時間を大切にして自分らしい演奏ができるように頑張っていきたいと思います。 |
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私とピアノ 今村 樹乃 (小5) 私が田代先生と出会ったのは1年前の3月でした。初めて田代先生と会った時の印象はとてもやさしそうで美人な先生だなと思いました。でも、実際にレッスンを受けてみると、とてもきびしく、一生けん命おしえてくれました。初めて発表会でひく楽ふを見た時、心の中で「大じょうぶかな?」と、とても不安になりました。かた手の練習、両手の練習をするたびに先生におこられてしまいました。最後までひけた時はとてもうれしかったです。ペダルを付けてひく練習は少し大変でした。音の強さやペダルをふむところがとても大変でした。最後までペダルがふめると私は、「こんなにすてきな曲だったんだな。」と思い、大好きになりました。最後まで気をぬかずに一生けん命ひきたいと思います。 田代先生、これからもよろしくおねがいします。 |
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私とピアノ 齋藤 伶美 (小5) 私は、今年の発表会で五回目になります。幼稚園の年長の時に弾いた「小さなワルツ」が最初でした。毎年十月頃に楽譜をいただきますが、年々曲が難しくなり、枚数も増え、このような曲を演奏できるのだろうかと、不安になります。しかし、素晴らしいホールの舞台で沢山のお客様の前で演奏する自分の姿を想像し、緊張感の中にもワクワクした気持ちでいっぱいになります。 楽譜をいただくと、約1ヶ月余り譜読みがあります。譜読みが終わると、それからが新たな始まりです。先生は技術面に対して、基礎的な事はもちろんの事、練習方法は、このような工夫をやってみると良いなど、先生が今までに経験されてきた様々な事を丁寧に教えて下さいます。私はそれに近づこうと努力してみるのですが、難しくてなかなかできません。それでもまた、アドバイズをして下さいます。表現方法に関しても、曲を物語になぞらえて、場面ごとの、楽しい、悲しい、堂々とした感じなどの情感、背景等、わかりやすく説明して下さいます。強弱に関しても、fは強く、pは弱くだけではなく、曲全体の大きなものから考えこと等も教えて下さいます。ピアノとは、こんなに奥深いものだと思っていませんでした。知れば知るほどわからなくなる事もありますが、反対に、ますます楽しく、知りたくなります。 先生がお持ちになっているあらゆる事を、私に沢山教えて下さっている事は、とてもありがたいと思っています。時には厳しく、時には面白く、真剣に私に向き合って下さっていることを感じます。思うようにできない時は、悔しくて泣くこともありますが、目標に向かって頑張るだけです。目の前にある課題をやりとげ、発表会の何とも言えない達成感を味わいたいです。私はピアノがすきです。 |
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